礼拝では、毎週、聖書に基づく説教(メッセージ)が語られます。       

 
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礼拝説教抜粋「もう泣かなくともよい」 牧師 鷹澤 匠

  主はこの母親を見て、憐れに思い、「もう泣かなくともよい」と言われた。(ルカによる福音書第7章)
 
  「もう泣かなくともよい」。なんて素晴らしい言葉だろうと思います。
 イエス様が、ナインの町に入ろうとなさったとき、門から葬儀の一行が出てきました。やもめの一人息子の葬列。
 当時も、葬列には道を譲るのが常識でした。しかしイエス様は、その葬列の前に立ちはだかり、息子を失った母親に、「もう泣かなくともよい」とお語りになったのです。「もう泣く必要はない。あなたが涙を流す理由は、もうどこにもない!」。このひと言が、葬儀の列の足を止めたのでした。 
 この言葉をお語りになったイエス様は、憐れに思い、こう言われたと聖書に記されています。つまり、イエス様の憐れみが、止まるはずがなかった葬儀の列の足を止めた。人間の宿命である「死」を止めた。そして、「死」は、イエス様の憐れみの向こうへ行くことができなかったのです。
 イエス様は言われます、死を恐れ、死に涙する私たちにも、憐れみをもって言われます。「もう泣かなくともよい。もう、あなたが泣く理由はなくなったのだから!」。

(礼拝説教より 抜粋)
 

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